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とにかく萌えを吐き出す為に作ったので 何も萌えが無い時は失踪するかもしれません。18歳未満閲覧禁止。

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愛のかたち 7
12時過ぎちゃった…
今回もまた短くてスミマセン
よろしければ続きからどうぞ









コンコン
どこからか控えめなノックの音がする。
「…く…さま…。おく…さま…。」
遠いところから藤田の声もする。
コンコン
今度は少し大きな音がした。
まどろんでいた百合子の頭が、少しずつハッキリしてくる。
「失礼いたします。」
ドアを開けて藤田が顔を覗かせた。眠そうな百合子と目が合い、安堵した表情で部屋へ入ってくる。
「おはようございます。奥様。」
「ぅんん……おは…よう…。」
まだ眠そうに言葉が途切れ途切れになる。
「斯波様やお子様達は、とうに出掛けられましたよ。」
少し呆れたような藤田の言葉に一気に覚醒した。
「え!?」
急いで身体を起こすと昨夜の名残が股を濡らす。奥からどろりと出てくる感覚に一瞬、硬直してしまう。
動きが止まった百合子を訝しげに見ると、藤田は心配そうに口を開く。
「姫様?」
「大丈夫よ。なんでもないわ。」
百合子は誤魔化す様に言うと、藤田が持って来た紅茶を受け取る。適度に冷まされたそれを一口含み、昨日の事を思い出す。
夕食と風呂を済ませた後にも、子供たちを寝かせるとすぐさま寝室へ連れて行かれ、まぐわった。それも一度では終わらず二度三度と百合子が疲れ果てるまで執拗に攻められ、最後には気絶するように深い眠りへと落ちていった。
そんな状態では、とても朝早く起きられるはずも無かった。
しかし、いつも起こしに来るはずの藤田がどうしてこなかったのか…。ふと疑問が頭を擡(もた)げた。訊ねようと口を開きかけたとき、藤田が口を開く。
「昨晩は、お疲れになられたでしょう…。」
藤田は纏わり付くような眼で見つめながら、昨日の斯波と百合子の行為を揶揄するように言った。その言葉には嫉妬も含められている。
「お前、聞き耳を立てていたんでしょう?」
「あっ…いえ…。」
百合子の言葉に、白い肌がカッと真っ赤になり、視線を外して言い淀む。
カップを卓子(テエブル)に置き、立ち上がって傍にいる藤田のタイを掴むと、ぐいっと引き寄せる。
百合子の顔が間近にあった。お互い、息のかかる距離で見詰め合う。
「もう一度訊くわ藤田。お前、ドアの前で聞き耳を立てていたんでしょう?」
「………はい…。」
眉根を寄せ、恥ずかしそうに小さな声で藤田は認めた。
「それからお前はどうしたの?」
百合子のふっくらとした薄桃色の唇が言葉を紡ぐと、まるで熱に浮かされているかのように、藤田の眼が潤む。
「部屋へ戻り…自分を……慰めていました。」
「……ふふ。いやらしいわね、藤田は。」
百合子は楽しそうに言うと、藤田の唇をひと舐めしてタイから手を放す。藤田は自身を手放されたような気がして泣きそうな顔をしている。
「自分の部屋へ戻ってなさい。」
百合子は表情を変えずに言った。
「……姫様は…」来てくださいますよね?と続けたかったが、拒否されそうな気がして藤田は言葉を飲み込んだ。
「私も後から行くわ。」
縋り付く様な顔をした藤田の頬を撫でながら微笑む。
「では、失礼いたします。」
安堵の表情で一礼すると藤田は部屋を出て行った。
―― 可愛い藤田 
藤田が自分の行動ひとつで一喜一憂する様を見るのが楽しい。どうやって藤田を焦らそうか考えていると、前に斯波がふざけて買ってきた土産があったことを思い出した。
(あれを使おうかしら……)
百合子は妖艶な笑みを湛えながら準備を始めた。
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