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とにかく萌えを吐き出す為に作ったので 何も萌えが無い時は失踪するかもしれません。18歳未満閲覧禁止。

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ヤキモチ


『藤田生誕祭』開催時にブログに来ていただいた方、ありがとうございました!
拍手、コメントとても嬉しかったです!
コメントのお礼は明日書きますので、もう少しお待ちください。遅くてスミマセン

そして、krr様・ヨシオ様、同時開催にご協力いただいて
本当にありがとうございました!とても楽しかったです!
また、このようなコラボが実現できたら嬉しいです。
その時は、どうぞよろしくお願いいたします!!


さて、今日は藤田の誕生日に合わせて書いていたものをUPしたいと思います。
コレ間に合わなかったんですよね……(;´Д`)
ですが、なんとか10月中には上げたかったので間に合わせてみました。

珍しく百合子が藤田に嫉妬するお話です。あ、結婚後ですよ~

よろしければ続きからどうぞ~








 明るい日差しが百合子の顔を覆い、眩しさに眼が覚めた。
 家の中は既に、しんと静まり返っており、藤田がピアノを教えるために家を出た事が分かる。
 今日は、いつもとは違う特別な日だ。一般的には正月に祝うのが普通らしいが、元華族の百合子は小さい頃から生まれたその日に祝ってきた。
――藤田の誕生日
 百合子は大きく伸びをすると、昨夜の名残に眉を顰めつつ厠に行き、それを拭う。
 食卓に着くと、いつもの様に昼食と書き置きが残っていた。
「起こしてくれたっていいじゃない……」
 藤田が何度も起こしたにも拘らず眠っていて分からない百合子は、寂しそうに独り言を呟く。
 一人で侘しく昼食を食べながら、藤田への祝いを考える。今までの百合子の誕生日には、いつもの食事よりも少し豪華なものが出ていた。だが、そんなものを百合子が作れる筈も無く、どうしたものかと思案をめぐらせた。
「この間、行ったパーラーでシュウクリイムを買って来ようかしら。もし持ち帰れなかったら、あそこのデパアトでケエキを買って帰ってくればいいし」
 我ながら良い案が出たと胸を躍らせながら支度をして、今度こそ忘れないように書き置きを残して家を出た。
 藤田が家を出てからどれくらいの時間が経ったかは分からないが、小一時間もすれば戻ってきてしまうかもしれない。なるべく早めに用事を済まそうと、足早に市電乗り場へと急いだ。
 大通りに出たとき、見知った後姿があった。あの色素の薄い髪、日本人とは思えない大柄な身体、どう見ても藤田としか見えない。
 ちょうど仕事が終わって帰ってくるところかもしれないと思い、声を掛けようとした。一緒にパーラーへ行って食べてもいいかと思ったからだ。
 立ち止まってこちらに背を向けているせいか、百合子の姿には気づいていない。少し脅かしてやろうと、物陰に隠れながら近づいていく。あと二十間(約36㍍)というところまで来た時に、今まで藤田の身体に隠れて見えなかった女の人が姿を表した。
 百合子の足が止まった。藤田と何やら親しげに話す女性は、魅惑的な色香を放ち、男を惑わせる鏡子夫人と同じものを持っている。歳は藤田と同じくらいだろうか、その女性は、まるで誘うかのように藤田の肩に手を置いた。指先で、つうっと藤田のシャツを何度もなぞり、真っ赤な紅を引いた唇を耳元へと近づけていく。
――!!
 百合子の胸がざわつく。それはまるで小さな虫が体内で蠢いているかのようで、吐き気がした。
石の様に固まってしまった百合子の視線に気づいたのだろうか、藤田の肩口に顔を寄せている女性と目が合う。
 その女性は百合子を見下すような眼差しを向けると、藤田から離れた。そして嘲るような笑みを浮かべながら、藤田と話し、百合子の方へ顎をしゃくる。
 藤田が振り返ろうと首を動かしたとき、百合子は堪らずそこから逃げ出した。
「姫様!」
 背中から藤田の声が聞こえた。ああ、やはりあれは藤田だった。違う人であればどれほどよかったか。
 溢れる涙を拭う事もせず、百合子は自分の家へと走った。
「あっ!」
 途中で小石に躓いて転んでしまい、反射的に両手を付いたが、膝を擦り剥いてしまった。
(痛い……)
百合子は、痛みと恥ずかしさと嫉妬で顔を上げられず、うずくまっていると、後ろから走ってくる足音が聞こえる。
「姫様!」
 咄嗟だからだろうか、百合子を姫様と呼びながら藤田が近づいてくる。これでは周りから見たら夫婦ではなく、主と使用人だろう。せめて外では夫婦として藤田と共にありたい、と思っている百合子にとっては恥ずかしく、とても居た堪れなかった。
 百合子の傍で空気が動き、ふわりと藤田の匂いがする。
「大丈夫ですか?」
 低い声が耳元で聞こえた。どうやら膝をついて、百合子の顔を覗きこんでいるらしかった。
 藤田が傍に来て安心したのか、悲しみは怒りへと変わり、沸々と湧いてくる。
「放っておいて!」
「放っておけるわけないでしょう?」
 突っぱねるように言う百合子に、藤田は優しく宥めようとした。
「均さんなんか嫌い!」
「!?」
 突然言われたことに驚いて藤田が息を呑む。
「な、なぜですか!?」
「自分の胸に訊いてみれば?」
 藤田としては思い当たる節が無い。百合子が怒る原因も分からず、藤田の頭は、ますます混乱した。
「本当に私のことが嫌いになってしまったのですか?」
 その言葉に百合子の涙は、止め処なく溢れる。嫌いなわけがない。愛しているのに藤田のせいで、みっともない位に嫉妬している自分が嫌いだ。それを藤田に八つ当たりしている自分も嫌い。
「とりあえず、家へ帰りますよ」
 泣いている百合子を横抱きに抱え上げると、藤田は、早足に家へと急いだ。道の往来で喧嘩をしていたせいで、周りの人の目が痛い。家までの帰り、百合子は恥ずかしさもあって、藤田にしがみ付くように顔を隠していた。

 家の中に入ると、落ち着いてきた百合子を椅子に座らせる。たらいに水を張って持ってくると、藤田は跪き百合子の汚れた足を洗った。
「何故あんな無茶をしたんですか。身重の身体で走るなんて……」
 百合子は俯いて黙っている。先程の光景を思い出し、唇を噛んだ。
「本当に私の事が、お嫌いですか?」
 無言で首を振り、嫉妬している醜い自分を隠すように、百合子は小さい声で呟いた。
「……あの女の人……誰?」
「ああ、見ていらしたんですか。先程の女性は、前に花街で働いていた人ですよ」
「均さんは、花街に行ったことがあるの?」
「ええ、一度だけ。無理矢理にですが」
「えっ!いつ!?」
 『真面目』が服を着て歩いているような藤田が、花街に行ったことがあることを知り百合子は驚いた。
「もう十年以上も前のことですよ。正直、彼女のことは忘れていたのですが、向こうが私の事を覚えていて声を掛けられただけです。」
 十年以上も前なら百合子はまだ子供だ。仕方がないとは思いつつも、少し複雑な心境だった。
「まぁ、そういうことです」
 百合子の濡れた足を拭いていた藤田の動きが急に止まり、何かを考えるような表情をする。急に固まったように動かなくなった藤田を、怪訝そうに百合子が見つめた。
「まさか、もしや姫様は、私に嫉妬をされたのですか?!」
 意外そうに言われ、百合子はカチンときた。
「なに?私がやきもちを焼いちゃいけないの?」
 頬を膨らませる百合子とは対照的に、藤田の頬は緩んでいる。
「なによ、私なにか面白いこと言った?」
「いえ、私なんかがヤキモチを焼いてもらえるとは思っていなかったので、嬉しいのですよ」
 百合子は、藤田の自己評価が、あまりにも低いことに呆れた。もっとも、藤田に自信があるなら、百合子が藤田を振り向かせるために、あんなに大変な思いをする事もなかったと思うのだが。
「なによそれ、それじゃあ私の見る目がないって事?」
「いえ、そうでは……。ですが、姫様はヤキモチを焼く必要などないのですよ。私には姫様しか見えないのですから。それに、私の方がいつも嫉妬しています」
 藤田がそっと着物の裾を割り、百合子の白い脚を露にすると、左膝の辺りが擦り剥けて血が滲んでいるのが見える。
「ああ、綺麗な御足に傷を作って……」
傷口を消毒するように舌を這わせると、百合子の全身にピリッとした痛みが走った。
「んっ」
 痛みに思わず声が出る。
「私がいない間に、隣のご主人が来ていたらどうしようか、豆腐を売りにきた男に粉を掛けられていないか……。私は、姫様の周りの男全てに、嫉妬しています」
 藤田の舌が傷口を離れ、徐々に内股を上がっていく。腰の辺りにゾクゾクとした快感を感じ、脚を開いて藤田を誘おうと身体が勝手に動いた。
「は、んっ、周りの……んっ、男って……お兄様……にも……?」
「はい。殿様にも、ですよ」
 触れて欲しいと涎を垂らし、ぷっくりと膨れる蕾には触れず、反対の内股に舌を這わせていく。刺激欲しさに腰が動くのをじっとこらえ、白くほっそりとした指を噛んで声を押し殺す。
「んっ、ふっ、んっ」
 藤田は、尚も焦らすように、触れるか触れないかのぎりぎりの位置を執拗に舐め続けた。
「お願い、藤田。意地悪しないで」
 耐え切れなくなった百合子が、潤んだ眼差しを藤田に向けながら懇願すると、藤田は優しく微笑み、百合子を抱き上げて寝室へと向かった。
 寝台に百合子を横たえると、長い髪がぱらりと散った。藤田は体重をかけないように、百合子の上に覆いかぶさる。
 百合子は藤田の首に腕を廻すと、顔を引き寄せて口を吸った。
「んっ、む……は、あ」
 口を少し開き舌を出して藤田を誘う。舌を絡ませながら、お互いの口内を貪っていると、脳裏に先程の女性の顔がちらついた。
 百合子の中に嫉妬の火が燻りだす。それは瞬く間に炎となり、百合子の身体を燃やし尽くさんと熱を昂ぶらせていった。
「姫様……」
 いつもとは違う百合子の積極的な行動に、藤田もまた興奮に身を熱くさせていく。
 百合子の首筋に顔を埋め、舌を這わせて耳朶を舐める。甘い香りが藤田の鼻を擽った。
 着物の上から身体をまさぐり、大きな手は徐々に下へと降りていく。着物の裾を割り、柔らかな恥毛を掻き分けると、探り当てた肉芽をゆるゆると擦り上げた。
「あぁっ、んっ、」
 百合子の腰が跳ね、下肢を開いて、もっともっとと快楽をねだる。
 紅い着物が乱れ、白い下半身が剥き出しになった。紅い布地に白い肌が浮かび上がる様は、ひどく官能的だ。
 太くごつごつした指を百合子の中に埋めていく。肉壁が藤田の指に絡みつき、搾り取ろうと貪欲に蠢いた。
 指を二本に増やし、緩急つけて擦ると、蜜壷からは愛液が飛び散り、百合子の足先はピンと張りつめる。
「あ、ああっ」
 百合子の腰が浮き始めたところで藤田は指を引き抜いた。栓が無くなった膣口からは、とぷりと愛液が漏れ出る。
 あと少しのところでイクことが出来なかった百合子は、下肢をわななかせ、膣は切なそうに収縮を繰り返す。
「あぁ、藤田……」
 快楽に潤ませた眼を藤田に向けると、突然上半身を起こした藤田は、百合子の着物を忙しない手つきで脱がせ、寝台の下へと放り投げた。
一糸纏わぬ百合子を前に、藤田はズボンの前を開け、既に硬くなった陰茎を取り出す。
百合子の身体を横向きにして、片足を肩に担ぎ、美味しそうに白い肌に舌を這わせ、舐め上げる。
「姫様……」
 藤田は片手で尻を撫でながら、亀頭を百合子の股座にあてがうと、ゆっくりと腰を進めていく。
「ああぁあぁっ」
 大きな魔羅は、入り口を目一杯広げながら、百合子の中を満たす。柔壁は男根の形が分かるほどに収縮し、藤田のモノを味わった。
「くっ、ああっ、ひめ……さま……」
 熱い柔肉に包まれ、それだけで出てしまいそうになるのを藤田は必死に堪えた。
 ゆるゆると浅い律動を繰り返していると、百合子の声が切羽詰ったものに変わってくる。
「あ、ああっ、いいっ、いっちゃ……あ、あああぁぁぁっ」
 身体を硬直させ、二、三度痙攣すると、百合子は全身を弛緩させた。
「もうイッてしまわれたんですか?本当に姫様の身体は感じやすいですね」
 藤田は掠れた声で囁くと、百合子を仰向けにさせ、足を閉じさせると、覆いかぶさり優しく抱きしめる。
 百合子の頬に唇を落とすと、腰の動きを再開し始めた。藤田の動きに合わせて百合子の肉芽が陰茎に擦られ、気が狂うほど気持ちがいい。
「あ、ああっ、だめ……んっ、また……きちゃ……あ、ああああっ」
 百合子の二度目の絶頂と共に、中に納まっている藤田をきゅうっと締め付ける。
「くっ、はぁっ、ひめ……さま……うっ、くっ、あぁっ、で、る、あ、ああっ」
 藤田は、ぶるりと大きく胴震いをすると、熱い精を百合子の中に迸らせた。


 心が満たされ心地良い幸福感の中、二人で抱き合い、うつらうつらしていると、思い出したように百合子が口を開く。
「そういえば、三年間恋人が居ないと前に言っていたわよね?」
「は?あ、ええ、そうですね」
 百合子は何かを思い出すように、指を折りながらうんうんと頷いている。
「どうかしましたか?」
 怪訝そうに藤田が訊ねたとき、百合子は合点がいったように、ぱっと顔を上げた。
「もしかして、藤田が付き合っていた女中って、お初じゃないの?」
 その言葉に、藤田は百合子から視線を逸らした。
「あーっ、当たりでしょ!」
 自分で言っておきながら、昔、屋敷に勤めていたお初の顔を思い出し、不快感を覚える。
「そんなに昔の事を詮索して、何か面白いですか?『好奇心は猫をも殺した』という言葉があります。過ぎる好奇心は、あまり感心しませんね」
「う……」
 諌める様に言われ、百合子は言葉に詰まった。
 確かに面白いか?と訊かれれば面白くないと答えるだろう。だが、愛する者の過去を知りたいと思うのも仕方がないような気もする。
「だって……気になるんだもの……」
 口を尖らせて萎れている百合子を、藤田は優しく微笑みかけた。
「もう私は姫様のものですよ。姫様以上の女性などいません」
「それを言うなら私も同じよ。お前以上に素敵な殿方はいないわ」
 百合子の言葉が余程嬉しかったのか、藤田の目にはうっすらと涙が滲んでいる。
「ああ……姫様……。愛しています、これからもずっと貴女だけを愛し続けます」
「私も愛してるわ……。お誕生日おめでとう、藤田。私と出会ってくれて、ありがとう」
 顔を寄せてお互いに口を吸い合う。吐息が混ざり合い、二人は心が安らいでいくのを感じた。

――姫様、私は幸せです。これからもずっと一緒に生きましょう。松葉のように、ずっと……





あとがき

この中に出てくる、藤田と付き合っていた女中の名前ですが、
最初、『富子』か『お松』にしようと思ってました。
しかし、よく考えたらこれってトミーとマツじゃね?←古っ
って一瞬でも思っちゃったら、もう無理wwww
二度と使えなくなりました(笑)
トミーとマツをご存知の方は、きっと私と同年代ですw

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